23 :963:2006/12/03(日) 04:01:26.80 0
銀色の永遠〜転校生の災難〜1
キーンコーンカーンコーン・・・・・
「あぁ〜かったるいなぁ〜」
今日の午前の授業が終わり、今から待望の昼食の時間だ。
しかし、僕はそんな暇も余裕もなくここにいる。
そう、僕は今日転校してきたばかりなのだ!
そんな僕の名前は空閑誠治
まだピッチピチの中学2年生だ。
前の学校でのあだ名は『ノーマル』
勉強、運動、人付き合い、その他諸々が特に下手なわけでもなく得意でもない。
そんなところからついてしまったのがこのあだ名だ。
しかし!この学校では別の意味で普通になってやる!
ババァァァァァァァァァァァン!!
「じゃあ、昼休みが終わったらみんなに紹介するからね。」
「はい。わかりました。」
先生からこの後の予定を説明され、それまでは時間があるので
挨拶の内容を考えることにした。
「え〜僕の名前は・・・まぁこれはいいや。趣味は・・・・・・・・」
どうしよう!趣味なんかねぇ〜〜〜・・・・・・・・・・・・・
24 :963:2006/12/03(日) 04:02:49.25 0
「はい!みんな席につきなさい!」
結局なにも思い浮かばなかったorz
ま、なんとかなるかな?
「それじゃあ入ってきて〜」
よし!いくぞ!
ガラァッ!
僕は先生の横に立ち、教室を見回した・・・・・
!!!!!!
な、なんだってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!?
あの子!めちゃくちゃタイプなんですけどぉ〜〜〜!!
「さぁ、挨拶して」
「えっ!?え〜と・・・空閑誠治です!よろしゃくお願いします!」
ぐはぁ!噛んでしまったぁ!!
クスクス・・・
あ、あの子も笑っている!ま、まぁ結果オーライってことでいいやw
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
25 :963:2006/12/03(日) 04:05:46.24 0
キーンコーンカーンコーン・・・
「くはぁ〜やっと終わった〜」
午後の残りの授業も終わり、帰宅の時間だ。
「えっとあの子は・・・」
僕は夏焼さん(さっきの授業で知った)の席の方を見た。が・・・
「もう帰っちゃったかな?」
そこにもう彼女の姿はなく、チャイムのあとすぐに帰ってしまったようだ。
「う〜ん、残念だ!」
クスクス・・・
あぁ!やってしまったぁ!!・・・帰ろ。
僕は一人家路を歩いていた。
すると何かが視界に入る。
「おっ?雪だ」
ずっと都会暮らしだった僕にとっては新鮮な光景だった・・・・・・・
26 :963:2006/12/03(日) 04:08:05.11 0
:夏焼 雅
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムが授業の終わりを告げる。
「じゃあ私帰るね〜バイバ〜イ!」
私はみんなに別れを告げて走っていった。
実は今日前から欲しかった服が安売りしているのだ!
「早くしないと売り切れちゃうかも・・・」
うきうきしながらもスピードを上げる。
タッタッタッタッタッタッタッ・・・・
目の前に公園が見えてきた。
「ん?あれは・・・そうだ!!」
私は方向を変え、公園に入った。
「そういえばここを通ればショートカットできるんだよね〜」
・・・と、その時。
27 :963:2006/12/03(日) 04:10:49.55 0
「ねぇ君」
一人のおじさんが声をかけてきた。
「えっ?」
ズシャァァァァァァァ!
私はスピードを抑えきれず派手に転んでしまった。
「痛たぁ〜」
「ちょっとおじさん!いきなり声かけないでよ!」
「はははっ!元気なお嬢さんだ!実に生きが良い・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
バッ!
私はそのおじさんから何かを感じ距離をとる。
「おや?いったいどうしたのかな?」
「あなた・・・何か企んでますね・・・・・」
「ほぅ・・・君・・・なかなか鋭いねぇ・・・私は最近“力”を手に入れてね?・・・ちょっと試したくなっ
たのだよ・・・
そう、人は強い力を手に入れると試さずにはいられない生き物なのだ!!」
ドギャァーーーーン!!
82 :963:2006/12/03(日) 19:01:46.83 0
銀色の永遠〜転校生の災難〜2
奴の後ろに白い人影があらわれた!
「そ、それは!」
「その反応は・・・そうか、君にも見えるんだね?これが・・・」
奴はニタリと笑った。
「私はこいつをストロング・マンと呼んでいるが・・・君も“力”があるんだろ?
さぁ!見せてくれ!アーイアーンシェーフ!!!!」
「くっ!セクシーアダルティー!!!!」
ギャァーーーーン!
「これは興味深い・・・君は槍か・・・一体どんな能力なのか!楽しみだな!はぁっはっはっはっはっは!!」
「ごたくを並べている暇があったらかかってきたらどうです?」
「Good!!私の名は鹿賀丈史!君が聞く最後の名だ!!」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
鹿賀のストロング・マンは見た目の歳からは想像もつかないスピードで間を詰めてきた!
「なっ!?」
私はとっさに後ろに跳び退く。
ズガァァァァァ!
振り下ろされた包丁がさっきまで私がいた場所に深々と刺さっている。
83 :963:2006/12/03(日) 19:05:21.26 0
「なるほど・・・本気ってわけだ・・・それなら!こっちも本気でやらせてもらう!」
「はぁっ!」
ギュァーーー!!
セクシーアダルティーが鹿賀に向かってすごいスピードで伸びていく!!
「ちぃっ!!!」
鹿賀は急速に伸びてきたセクシーアダルティーをストロング・マンで弾く。
「なかなか・・・やってくれるじゃぁないか・・・お嬢さん・・・・?」
「あなたもね・・・おじさん・・・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「余談だが・・・私は料理が好きでね、よくやるんだ。
だからこそストロング・マンのデザインがシェフのようなのだろうがね」
そういうと鹿賀は懐からパプリカを取り出し、一かじりした。
「そういえば君のアゴはフランスパンに似ているね・・・
クックック・・・よし!私が!君のそれを料理してさしあげようじゃあないか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・プチン
「ふざけたことを・・・私が先にあんたを料理してやるぜ!」
「第二幕の幕開けだ・・・・Allez cuisine!(料理始め!)」
109 :963:2006/12/04(月) 00:52:17.15 0
銀色の永遠〜転校生の災難〜3
そういうと鹿賀はまた突っ込んできた!
「2度目は通用しないよ!おっさん!」
私は槍の先で突っ込んでくる鹿賀を牽制する
「おっと!あぶないあぶない。しかし、やはり私の目利きは正しかったようだな」
「うるさい!とっとと消えな!」
私は体を回転させながらセクシーアダルティーを振り抜く!
「ぬぅぅぅぅ!」
ガッ!
鹿賀はガードしながら後ろに飛び退く。
「ふむ、なかなか力もあるようだ・・・なぁ!?」
「くらいやがれぇ!」
私は鹿賀がガードした直後に上に飛んでいたのだ!
その状態から突きを放つ!
「おぉっとっ!おぉ!はぁ・・・はぁ・・・・これは・・・ヒヤリとしたねぇ・・・」
「チッチッチッ!おっさん!そういう時はなぁ・・・『ジリリキテル』っていうんだぜ?」
私は余裕たっぷりに言い放つ。
ピクッ・・・・・・・・・
「お、おのれ・・・いい気になるんじゃあないぞ!小娘が!」
「お〜お〜キレてるキレてるwいい年してみっともないねぇ♪」
「後悔するんじゃぁないぞ?小娘ぇぇ・・・・・・!!」
「後悔?するのはあんたの方でしょ?お・じ・さ・まw」
110 :963:2006/12/04(月) 00:54:03.18 0
「ふん!」
鹿賀は何かを投げつけてきた。
「何?もしかしてそれが攻撃のつもり?笑っちゃうわw」
私はそう言いながらその何かを突き差した。
ニヤリ
「それが攻撃のつもりかといったね?そうとも!君はまんまと私の攻撃を受けたのだよ!!」
「はぁ?こんなの痛くもかゆくも・・・ヘックシュ!」
あ・・・あれ?何でくしゃみなんかしたの?別に風邪なわけでもないのに・・・・
!!!!!
「ま、まさか・・・ヘックシュ!ヘックシュ!」
「そう!そのまさかだ・・・『胡椒」だよ!ふははは!!まんまと引っかかってくれたねぇ〜
私のような大人がその程度の挑発に乗るとでも思ったのかね?」
くそ・・・演技だったのか・・・しかしあんな物どこに??
「ふふふ・・・さっきの胡椒がどこから来たのかわかっていないようだね?
教えてあげようじゃないか。さっきも言ったとおり私は料理が好きなんだ・・・ということは!!」
鹿賀が上着を豪快に広げて見せた。
「こ、これは・・・ヘブシュッ」
お前は変質者かと言わんばかりに広げた上着の内側に調味料が大量に入っていた!!
「この力を手に入れてからはこういう時に使うために用意してあるのだよ・・・本体を弱まらせるためにね!
今までほとんどの人がこれに引っかかってね?滑稽で仕方がなかったよ!ふはははははは!!」
111 :963:2006/12/04(月) 00:56:40.49 0
ぐぅ・・・本当なら怒りが爆発してるはずなのに・・・クシャミで鎮静化してしまう・・・
「これで終わりかな?お強いお嬢さん」
「ヘブシュ!私をなめてもらっちゃ困るな・・・スゥ〜〜〜〜〜ッ!ハァ〜〜〜〜〜〜ッ!」
私は深呼吸して気合いを入れ直す。
パンパン!
「よっしゃ!かかってこい!おっさん!」
「!?そ、そんなばかな!もう回復したのか?」
「来ないならこっちから行くぜ・・・」
セクシーアダルティーを構え直し、精神を集中する・・・
「夏焼家槍戯・・・・雅棟燐虞槍ッッッ!!!!!」
秒間60連撃の突き!これにはあいつもただではすまないだろう
「ぬぅ!?ぐぁぁぁぁ!!」
「どうだ?おっさん!私をあんまりなめんじゃねぇぜ?」
超速の突きで舞い上がった土煙が晴れていく・・・
「お嬢さん・・・君の方こそ私をなめているのかい?」
「な、なんだとーーーーーーーー!?」
無傷・・・でもないが、かすり傷しかない!
「甘いね・・・まだ私の能力を知らないのにそんな技をみせてしまうなんてね?
私はもう君には負ける気がしないよ・・・その槍の能力もわかってしまったしね」
「な、何?」
「そう・・・私の記憶が確かならば!最初の一撃の時!君の槍は・・・“伸びた”よね?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
ド ド ド ド ド ド ド
112 :963:2006/12/04(月) 01:00:42.16 0
まずい!パワーだけでなく観察力もありやがる!!
「だ、だったらどうしたってんだ!・・・・はっ!」
鹿賀ストロング・マンの腕が・・・6本になっている!?
「これが私の能力・・・腕を最大6本まで増やすことができる、もちろん包丁もだ。
単純なようだがなかなか使い勝手もよくて気に入っているんだ・・・
それにこの能力のおかげでさっきの連撃も防ぐことができたわけだしね?
さぁ!ストロング・マンよ!このお嬢さんを存分にいたぶるがいい!!」
ま、まずい!これはヤバすぎる!!!!!!!
「おぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ズギュゥーーーーーーーーーーーーーーン!!
私はまた鹿賀に向かってセクシーアダルティーを伸ばす!
「串刺しになりやがれぇぇぇ!!!!!」
「もう、見飽きてしまったよ。ん〜そうだな、もう終わりにするとしようか」
鹿賀はセクシーアダルティーを余裕でかわすと一気に間合いを詰めてきた。
「チェックメイト・・・というやつかな?」
私が・・・負ける・・・・?
そして残忍な包丁は振り下ろされた・・・・・・・
113 :963:2006/12/04(月) 01:02:50.00 0
:空閑 誠治
「あぁ〜きれいだな〜空から降ってくるのを生で見たのは初めてだぁ〜・・・」
僕はその場に立ち止まり、空を眺めていたその時
・・・・・・・おぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!・・・・・・・
「???」
なにやら近くから大きな声がした。
「なんだろ?この辺にあるのは家ばっかりなのに・・・ん?あれは・・・公園か?」
自分でいうのも何だが目の良さには自信がある。
「このまま帰っても特にすることないし・・・見に行ってみるかな?」
歩いて行くにつれてどんどん声が大きくなってくる。
どうやら声の発生源はあの公園で間違いないようだ。
僕は急に胸騒ぎがして走り出した・・・・
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
公園にたどり着いた僕が見た光景はすさまじいものだった。
「地面が・・・傷だらけだ・・・・いったいなぜこんなことに??」
僕は凄惨な光景に変わった公園を見回す。
ん?・・・あそこにいるのは・・・夏焼さん?そしてあの男・・・・二人とも一体なぜ闘っているんだ???
いろいろなことが頭の中を駆けめぐる・・・しかし僕の中ですでに答えは出ていた。
「一つ・・・・結論が出たな・・・・僕が今すべきこと・・・夏焼さんを助けなければならない!!!」
バァァァァァァァァァァァン!!
117 :963:2006/12/04(月) 03:00:17.83 0
銀色の永遠〜転校生の災難〜4
:夏焼 雅
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
私はなんとか体を動かしギリギリでかわし、体制を立て直す。
「Good!そうこなくてはね」
鹿賀は嬉しそうにニタリと微笑む。
(もしかして・・・・わざと・・・・手加減を?・・・・・)
その瞬間再び怒りがわき起こる!
「てめぇーーーーーーーーー!!!」
私は怒りにまかせてセクシーアダルティーを振り回す。
「ククク・・・その調子で私を楽しませてくれ!」
鹿賀はニヤニヤと笑いながら私の攻撃を避けている。
私は怒りにまかせた勢いだけで突っ込んでいく
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ほっ♪」
鹿賀は私の攻撃をまるで遊んでいるかのように軽々と避け、そしてすぐに一撃加えてくる。
「はぁっ!」
「うぅぅっ!」
(くっ・・・・この男・・・・スタンドは最近発現したんじゃないのか??
それなのに・・・・スタンドを使いこなしているうえに・・・そもそも本体が強い!!!!
なんてポテンシャルの高いおっさんなんだ・・・)
118 :963:2006/12/04(月) 03:03:52.92 0
「ふむ・・・これ以上の進展もなさそうだな・・・・」
と鹿賀がつぶやく。
「それじゃあ、もうそろそろ終わりにしようか!!!!」
鹿賀は渾身の力でストロング・マンの包丁を振り下ろした!!!
「負けない!」
私はセクシーアダルティーを横に構える。
ガキィッ!
「もう忘れたのか?私の能力を・・・」
また!ストロング・マンの手が6つに分かれた!!
「胴ががら空きだよ」
し、しまったぁぁぁぁぁ!!
ストロング・マンの最初の2本の腕で振り下ろし、ガードした瞬間に残りの2本で腕をつかんできたのだ!
身動きのとれない私と残り2本余った鹿賀の腕・・・もう・・・終わりなのかな・・・・・・
「これで本当に終わりだ!ふははははははははは!!!!!!」
鹿賀は力を込めて最後の一撃を放つ・・・やっぱり・・・・・ダメか・・・・・・
119 :963:2006/12/04(月) 03:08:04.66 0
ガッシィィィィン!!
・・・・・・・・・あれ?私・・・生きてる???
「そこまでだ」
近くで誰かの声が聞こえた。
「だ、誰だ!キサマァァァァ!!!」
私は顔を上げ、声のした方を向く。
「なっ!?き・・・君はたしか・・・空閑くん?」
そう、今日クラスに転校してきたばかりの空閑くんがいたのだ!
「うわぁ〜名前覚えててくれたんだ〜うひょるん♪・・・じゃない!大丈夫?危ないところだったね」
「うん、大丈夫だよ。それはそうと空閑君・・・君もスタンド使いなの?」
私は空閑君に支えられながらゆっくりと立ち上がる。
「?スタンド?ああ!こいつかい?へぇ〜スタンドっていうんだねこいつ
子供の頃からいたからその辺はあんまりしらないんだけどさ」
そう、空閑君の後ろに空のような青い人影が立っていたのだ!!
「僕はこう呼んでいるよ『フロムスカイウォーカー』とね!」
バァァァァァァァァァァァン!!
「貴様・・・・邪魔をするんじゃない!ただではすまさんぞ!」
鹿賀は獲物を狩れなかったことと突然の介入に怒り狂っている。
「女の子に手を出す奴に言われたくはないな」
空閑君のクールな一言が鹿賀の怒りの炎に油を注ぐ。
「貴様も料理してくれるわぁぁぁぁぁぁ!!おおぉぉぉぉぉぉ!!」
鹿賀は6本の腕を様々な角度から振り下ろす!
「無駄だ」
ガィィィン!!
120 :963:2006/12/04(月) 03:11:53.74 0
鹿賀の力はかなり強い。さすがに腕に特化しているというだけのことはある。
私もこれさえなければ大丈夫だったであろう。
しかし!そんな鹿賀の包丁が・・・
すべて当たる前に空中で止まっている??
「くそぉ!いったいなぜだ!?なぜなのだぁぁぁぁぁ!!」
鹿賀は何度も斬りかかっているがすべて空中で弾かれている
「だから無駄だといっただろう?」
空閑君は余裕たっぷりに言い放つ。
「どうした?もう終わりなのか?もう歳だな」
「私をここまで侮辱するとは・・・いい度胸をしているな!」
鹿賀は一度距離を開ける。
「これで終わらせてやる・・・・行くぞ!小僧ぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
「来い・・・・僕の攻撃は・・・すでに完了しているっ!!!」
そう、私は知っている。空閑君が何かを動かしたのを・・・・・
「くらえ!スピード+(腕力×6)!これで砕けぬものなどなぁぁぁぁい!!!」
「チェックメイトだ」
ドゴォォォォ!!
121 :963:2006/12/04(月) 03:14:32.87 0
「ぐ・・・はぁっ・・・」
鹿賀は地面に膝をつく。
「法律では一般人に見えないスタンドを裁くことはできない・・・だから・・・・・
僕が裁いてあげよう!!!」
「ひぃぃぃぃぃぃ・・・」
鹿賀は情けない声を上げながら後ずさる。
「ディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラ
ディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラディラァ!」
「The judgement is a guy this!(これが裁きってやつだ!)」
ドギャァーーーーーーーーーーン!!!
「大丈夫?立てる?」
「うん」
私は頷き立ち上がる。
「ところで、さっきのは一体?」
「さっきの?あぁ!そいつがくらった一撃のことだね?フロムスカイウォーカーの能力さ
こいつは空間を固定することができるんだ。そしてそれを動かすと・・・・」
そう言いながら空閑君は空中で手を動かした。
「空間は歪み・・・そして、元に戻る!」
ギュァーーーーーーーーーーン!!
122 :963:2006/12/04(月) 03:17:00.30 0
確かによく見てみれば空気が歪んでいるのが見えた。
そして、それが勢いよく元に戻ったのである!
「どう?なかなかいい能力でしょ?」
と空閑君は微笑んだ。
「あ、そういえばまだお礼言ってなかったね。ありがとう!」
「えっ!?え、えと・・・ど、どういたしまして!」
しかし・・・・・なんか忘れてるような・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「あ、あのさ!今何時?」
「えっ?4時30分だけど?」
ん?さっき彼はなんと言った?4時30分だって・・・?
「あぁぁぁぁぁーーーーー!!!もうすぐ5時じゃーーーーーーーん!!!
あれ大人気なのにぃぃーーーーーーーーーーーーーー!!
ごめん!私急いでるから!じゃあまた明日ね!」
「ええぇぇぇぇーーーーー???」
一方的に別れを告げると猛ダッシュで走り去った。
もちろん空閑君を一人のこしたまま・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「申し訳ございません。その商品はもう売り切れてしまいまして・・・・」
「そ、そんなぁ〜〜〜〜〜〜〜」
123 :963:2006/12/04(月) 03:19:38.56 0
鹿賀丈史 再起不能
スタンド名 ストロング・マン
夏焼雅 軽傷だが服が売り切れへこむ
スタンド名 セクシーアダルティー
空閑誠治 公園に放置され寂しく帰る
スタンド名 フロムスカイウォーカー
・・・TO BE CONTINUED・・・