911 :915:2005/12/12(月) 23:59:08 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力する@〜
「ねえよっすぃ〜、あれから愛理ちゃんと村上ちゃんの様子どう?」
「なんだ、気になるのかい?」
「そりゃあねえ、悪いことしたとは思ってないけれど、
一応は後輩の父親を再起不能にしちゃったわけだしさ。
それに愛理ちゃんと村上ちゃんの仲も心配は心配だよ」
「はは、ミキティもそういうところ心配するんだ」
「ひっど〜い!」
「冗談だよ。いや、心配しなくても大丈夫だよ。
演劇部もかなりいろいろな敵と闘ってきたからね、
その内の適当な一人に鈴木さんはやられた事にして
仇もちゃんと討ったって鈴木には説明しておいた。」
「村上ちゃんは?」
「本人も終わったことだしそんなに気にしてないよ。
一応、夏焼に事情は適当にごまかして
二人のこと見ておいてくれって頼んでおいた」
「雅ちゃんに?」
「あぁ!夏焼は鈴木とも村上とも仲が良いからね。」
「ふ〜ん、まあ美貴も愛理ちゃんに恨まれたくないしなあ、
ちゃんと処理してくれた部長様には感謝しますよ」
912 :915:2005/12/12(月) 23:59:51 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するA〜
「まあオレも、鈴木とだけは闘いたくないなあ・・・」
よっすぃ〜が自分の事を「私」と言わずに「オレ」っていうのは
部長としてではなく、吉澤ひとみとしての発言なんだろうな・・・
「愛理ちゃんのスタンドって、そんなに強いの?」
「いや、強い弱いの定義によるけれど、
純粋に闘うという意味では強くはないと思うよ。
ただ、あの子のスタンドだけは絶対に相手したくないんだよな。」
「ふ〜ん、よっすぃ〜が嫌がるなんて
よっぽどなんだね・・・・」
「あぁ、鈴木のスタンドは、あれは悪魔だよ・・・・・」
954 :915:2005/12/13(火) 20:25:51 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するB〜
「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ!シュウゥゥゥ!!!」
乱れそうになる呼吸ば無理矢理整える。
どげんときでも呼吸が乱れてはいけんからね。
ここは学校近くの神社。
うち、田中れいなは時間が許せば
いつでもこげんして学校帰りに神社の石段ば使って
トレーニングばしとるんよ。
「あれ、田中さんじゃないですか」
石段ば駆け下りとぅれいなとすれ違った二人組が声ばかけたとよ。
中等部の夏焼雅ちゃんに鈴木愛理ちゃんたい。
「あぁ、雅ちゃんに愛理ちゃん、こんなとこでどげんしたと?」
「パパの怪我が早く治って試合がんばれますようにって
神様にお願いしようと思って。」
「私はそのつきあいです」
「へぇ〜、愛理ちゃんってパパ思いやねえ。
れいなはトレーニングしとーっちゃよ」
「田中さんすごいですね!わざわざトレーニングなんて!」
「ん・・・まあ、れいなのは能力が能力やけんね」
「じゃあ邪魔しても悪いし、とりあえず神社行ってきます。
田中さん、またあとで。雅ちゃん、行こっ!」
「うん、それじゃあ田中さん、邪魔してごめんなさい」
「いや、全然かまわないとよ」
955 :915:2005/12/13(火) 20:27:16 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するC〜
二人は石段ば上り始めたのでれいなも再び駆け下りだした。
と、その時・・・・・・・・・
ズバッ!!
ガクン!
れいなの左膝の力が抜けた!
身体が崩れ落ちる・・・・・・・・
「なんや!?」
そのままれいなは石段から転げ落ちる。
ズドドドドド!!!!!!!!!
「うぉぉぉ????」
き・・・・、木の枝たい!!!
れいなはとっさにデュエル・エレジーズを
繰り出して木の枝に捕まった。
ガシッ!!
バキバキバキ!!
れいなはそのまま石段の脇の藪に突っ込んだ。
ふう、木の枝がクッションになって助かったとよ・・・。
956 :915:2005/12/13(火) 20:27:50 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するD〜
ムウ・・・
左足のヒザが切れとぅ・・・
木の枝で切ったとよか?・・・い・・・いや
ちがう・・・落ちる前に切れとったッ・・・
やけん石段ばふみはずしたのだ・・・たしかっちゃ・・・
とりあえず止血するっちゃ・・・
そう思いながら波紋を練る。
ある程度なら血液の流れも操れるんよ。
「君、大丈夫?」
目の前に影が出来たのでふと見上げると
同い年か少し上くらいの少しふくよかな女の子がハンカチば差し出しとった。
どこかの高校の制服を着ている。
たしかS市の高校だったような・・・・
「あ、ああ、ありがとう。でん、大丈夫よ」
「血が出てるじゃない、これ使いなよ。」
女の子はそう言ってまたハンカチば差し出してきた。
まあ、あんまり人の好意ばむげに断るもんでもなか。
それに波紋使いって説明も面倒やけん・・・
って、下を向いている間にその女の子は
さっさと石段を下りていったっちゃ。
957 :915:2005/12/13(火) 20:28:47 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するE〜
不思議な女の子やね・・・
そう思いながら借りたハンカチで血をぬぐい、
立ち上がろうとしてハンカチば落としたのであわてて拾ったとよ。
「なッ・・・・・・!!」
ハンカチに何か書いてある!
あわてて広げて読んでみたとよ。
「田中れいな 本日中にきさまを殺す わたしの幽波絞で!」
な、何これ????
あわてて石段を駆け下りてその女の子に追いつく。
「こ、これなんっちゃ???」
女の子が振り向きざまに言ったとよ。
「ふっ、そのままだよ!」
21 :915:2005/12/14(水) 23:41:11 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するF〜
「殺すて、あんた敵と?でも『ゆうはじめ』って何?」
「それは『幽波紋』って書いて『スタンド』って読むんだよ!!
そんなことも知らないのかよ!」
「だってこれは『絞める』って字やけん、ほらッ!」
れいなはハンカチば広げて相手に見せる。
「あっ!!しまっ・・・・・・!!」
相手が顔ば真っ赤にしとぅ。素で間違えたらしか。
「ど、どうでも良いだろ!とにかく田中れいな!
おまえは私、倖田みそのに殺される運命なんだよ!!」
なんかどっかで聞いた名前たい。でも・・・・
「なんか話がようわからんけど、
要するにアンタはスタンド使いでれいなとやろうって事で問題なか?」
「あぁ、そういう事だよ!」
「んじゃあ・・・・・・デュエル・エレジーズ!!」
「プライマリー・カラーズ!!」
みそのは人型のスタンドば出してすぐにれいなと距離ば取るたい。
向こうはある程度射程距離があるのか・・・・
やっぱり能力がばれとぅと先手ば取られるね・・・・・・
さて、どうするか・・・・・・・
22 :915:2005/12/14(水) 23:41:52 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するG〜
と、みそののスタンドが手ば振ってきた。
やばい!何かが来る・・・・!
反射的にれいなは『それ』ば避けたとよ。
ズバッ!!!!!!!
ズズズ・・・・・・・・
ドオオォォォォォォンンンン!!!!!!!
すると、れいなの後ろにあった神社の木が
まっぷたつに切られ、派手な音ば立てて倒れてしもうた。
「これは・・・・・風圧!」
「そう・・・・、私のプライマリー・カラーズは風を操るスタンド。
プライマリー・カラーズの巻き起こす風は
カマイタチとなってキサマの胴体をまっぷたつにする!」
また風使いか・・・・・・
「さっきれいなの膝が切れたのもアンタの仕業やね!」
23 :915:2005/12/14(水) 23:42:30 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するH〜
ばってん・・・・!!!
「アンタ、れいなの事ば予習してきた割には勉強不足たい!」
「ほざけッ!!!!!」
みそのが再びカマイタチを繰り出す・・・・
「デュエル・エレジーズ!!!」
れいなはジャージの上着ば脱ぐとデュエル・エレジーズに叩かせた。
岩と化した上着が盾となってカマイタチかられいなの身ば守ってくれるたい。
「スタンドとスタンドの闘いは結局能力の相性と機転たい。
アンタのスタンドは斬る能力、れいなのスタンドは固まる能力。
どっちが有利かは火を見るより明らか!
アンタではれいなは倒せんとよ!!」
「ふっ・・・・・・・、抜かせ!!!!!!!」
プライマリー・カラーズがカマイタチをいくつも投げてくる。
「無駄だっていってるたい!!!!!!!」
上着で身体ば守りつつ、同じように岩にした右手で
カマイタチば払いのける。
「時間の無駄たい、アンタにはつきあってられなかよ!」
24 :915:2005/12/14(水) 23:43:16 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するI〜
「それなら・・・これでどうだ!!!」
みそのは手のひらで円形に渦巻く風の薄い膜ば作る。
まるで・・・・そう・・・・・・、
美貴姐が部室で読んでいた「セクシーボールZ」って
漫画に出てきた元気玉・・・やなくて気円斬って技の様に。
みそのはそん空気の渦ば次々と投げてくるたい。
「いくらやっても無駄げな言ったとよ!」
れいなは次々と腕や上着ではじく。
「まだまだ!!!」
みそのはそれでも空気の渦ば投げるたい。
ふと見っと、れいなの周りにたくさんの渦が空中で止まっとぅ。
「これでれいなの動きば封じたつもりとね?
いくらやっても無駄・・・・・・・・ッ!!!!!」
みそのがにやっと笑った。
なッ・・・・・・・・・・・!
息がッ・・・・・・・・・・・・・・・
25 :915:2005/12/14(水) 23:44:08 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するJ〜
「気づくのが遅いんだよ!!!
オマエ、理科の授業で習わなかった?
紙を2枚空中で平行につるして、
その間に息を吹き付けると2枚の紙がくっつこうとするんだよ。
なんでかわかる?
息を吹きかける事で紙と紙の間の空気がとばされて
真空に近い状態になるのさ。
だから紙は外からの気圧に押されてくっつこうとする」
みそのが何か言っているけれど、
息が出来ない苦しみが・・・・・・・・・
「ジュエル・エアー・ロック!!!
私の作った空気の渦がアンタの周りで次々と回転して巻き起こす風で
アンタを取り巻く空気を渦の囲みの外に押し出したのさ!
周りの空気が無くなったアンタは酸欠するしかないんだよ!!」
しくった・・・・・と・・・・・・・・・
れいなは片膝をついた。
やばい、落ち・・・・・・・・・
「セクシー・アダルティ!!!!!!」
何かが空気の渦ば突き破る!
そして、そこから空気が流れ込んできて
れいなに新たな呼吸ば与える!
70 :915:2005/12/15(木) 21:15:10 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するK〜
「み、雅ちゃんか、助かったたい・・・・!」
「田中さん、びっくりしましたよ!」
「ありがとう!でも雅ちゃんのスタンドでは・・・・・」
そう言ったれいなの目の前に立ったのは愛理ちゃんやった。
「愛理ちゃん・・・・・・・」
「くらえェェェェェェェ!!!!」
雅ちゃんが槍ばのばしてみそのば狙う・・・
ばってんみそのは難なく槍ば避けたとよ。
「そんなあくびが出るような・・・・、はッ!?」
槍の先には何かがおった。
そん何かが飛んだかと思うと、みそのの背中にしがみつく。
「ミスチーフ・エンジェル!!!」
愛理ちゃんが叫ぶ。
みそのに飛び乗った小さか人形みたいなスタンド、
あれが愛理ちゃんのスタンドやろか。
雅ちゃんの槍はおとりで、愛理ちゃんのスタンドが
しがみつくのが目的やったわけたい・・・。
71 :915:2005/12/15(木) 21:15:34 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するL〜
「なんだ、これは?」
みそのが一生懸命愛理ちゃんの
ミスチーフ・エンジェルば引きはがそうとするたい。
が、びくともせん。
「それじゃあ!!」
プライマリー・カラーズが背中にしがみつく
ミスチーフ・エンジェルば殴りつけるたい。
でも愛理ちゃんはにこにこしとぅ。
ダメージはまったく無いごたぁ。
「無駄だよ、愛理のスタンドは遠隔自動操縦型だもん。
一度しがみついたらもうどうやっても離れないし
ダメージも受けないんだよ」
「だからどうしたァァ・・・・」
カーンンンンンンンンッ!!!!!!!!
そんときやった。
もんすごか音とともに、空から金だらいが振ってきて
みそのの脳天に直撃したとよ。
72 :915:2005/12/15(木) 21:18:19 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するM〜
「いでええええええ!!!!!!!」
みそのが思わず頭ば抱える。
「ぷっ」
さすがに思わず吹き出したとよ。
雅ちゃんもゲラゲラ笑い転げてる。
「何でたらいが振ってくるんだよおぉぉぉぉぉぉ!!!」
みそのが思わず絶叫ばする。
「テメエ!!!」
頭ば抱えながら愛理ちゃんに向かって歩いてきたそん時・・・
ズテーンンン!!!!!!!
みそのが派手な音ば立ててこけてしまった。
何故か足下にロープが張ってあり、それにひっかかったとよ。
90 :915:2005/12/15(木) 23:48:26 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するN〜
「これが愛理のスタンド能力です」
雅ちゃんがれいなにささやく。
「これが?」
「いたずら天使。愛理のスタンドに捕まったら
あとは気を失うまでいたずらが続きますよ」
「いででッ・・・・・・・」
真正面から倒れて顔ばしこたま地面に打ったみそのが
立ち上がろうと手をついたら・・・・
「うぎゃあああああああッ!!!」
みそのが手のひらばかざして絶叫する。
手のひらに画鋲ばささっている!
「が、画鋲が・・・・・・・・・・」
みそのはもう泣き声になっとぅ。
「げなうっとうしか攻撃たい・・・・・・」
れいなは思わずつぶやいた。
91 :915:2005/12/15(木) 23:48:49 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するO〜
「殺す・・・・絶対殺す!!!!」
立ち上がったみそのがブツブツ言いながら
駆け出そうとする。
「ぎゅわああああああああ!!!!!!!」
またみそのの絶叫がこだました。
「あ〜、小指だね・・・・・」
雅ちゃんが気の毒そうに言ったとよ。
何故かみそのの足下に四角い箱が出現し、
みそのはそれで足の小指ば痛打したらしく、痛さに悶絶しとぅ。
金だらいとかロープとか画鋲とか箱とか
次々出現してはみそのにダメージば与えては消えていく。そして・・・
92 :915:2005/12/15(木) 23:49:14 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するP〜
今度は生クリームばたっぷり塗ったパイが
飛んできてみそのの顔面ば直撃したとよ。
「ぶはッ、てめ、てめッ・・・・・・・・!!!」
顔面真っ白ばなったみそのに愛理ちゃんが
「顔大変な事になってるよ。ちゃんと洗い流さなきゃ」
と言った。
次が読めたとよ・・・・・・・・
案の定、空から大量の水が滝の様に
みそのをば打ち付けるたい。
みそのはずぶぬれになった事以上に
擦り傷に水が染みて悶絶ばしちょる。
「このドグサレガアアアアアッ!!!!!!」
みそのがカマイタチば投げてきた。
「田中さん、仕事ですよ。」
雅ちゃんがそう言って愛理ちゃんの前に立ちはだかるたい。
そうか、愛理ちゃんは遠隔自動操縦型のスタンド使い。
相手はこのままやられるか、愛理ちゃんば倒すか
それしか方法がないから愛理ちゃんの身ば守るのがれいなたちの仕事なんや。
れいなはさっきと同じように岩にした上着ば使って
デュエル・エレジーズでカマイタチから愛理ちゃんば守る。
いらついたみそのが近づいてくっと
雅ちゃんのセクシー・アダルティで牽制するたい。
93 :915:2005/12/15(木) 23:49:45 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するQ〜
「えぇいィィ!!オマエラうっとうしいんだよぉぉぉ!!!
これでもくらえ、ジュエル・エアー・ロック!!!」
「ネタバレしている技なんて怖くないよ〜だ!!」
雅ちゃんが正確にセクシー・アダルティで
空気の渦の中心ば突いてつぶしていく。
そうか、空気の渦は回転しとぅ中央が弱点なんやね。
うん、良いコンビネーションたい。
でん・・・・・・・
愛理ちゃんの攻撃って地味なんやね・・・・
こん調子でみそのが気絶するのまで
攻撃するのって結構かかっと思う・・・・
「てめぇらあぁぁぁぁ!!!!」
みそのが打つ手が無くていらいらしとぅ。
あ、またこけたとよ。
今度は足首に輪になったロープがからみついとぅ。
そんロープの先は・・・・
近くば走っとった車に結びつけられとぅ!!
「ぐぎゃあああああ!!!!!!!!」
哀れ、みそのは車に引きずられていく・・・・
128 :915:2005/12/16(金) 21:04:51 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するR〜
「ぐっ!!」
みそのはカマイタチでロープば切ってなんとか免れたとよ。
もう全身ぼろぼろ。
それ以上に精神的にかなり参っとぅやろう・・・
「こ、こんなことで、ま、負けるわけには・・・・」
ふらふらしながらみそのが言う。
「た、田中れいな、オマエは・・・・」
「なんね?れいな、アンタになんかしたとね?」
「オマエと藤本を倒して姉ちゃんを越え・・・・
あああああああ!!!!!!!!!!」
みそのが情けなか叫び声と共に姿ば消したとよ。
今度は落とし穴にはまったらしか。
「へびいいいいいいいqあwせdrftgyふじこlp;@!!!!」
どうやら落とし穴には蛇がおるらしか。
もうみそのの絶叫も聞き飽きたけど・・・。
穴からなんとかはい出てきたみそのば今度は
黒か固まりが飛んできて囲む。
しばらくしてそん黒か固まりはどこかに飛んでいったとよ。
残っとったのは顔の元の形がわからんごとなるまで
腫れ上がったとみそのの顔やった。
さっきのって蚊の大群と・・・・
129 :915:2005/12/16(金) 21:05:14 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力するS〜
「愛理ちゃん、結構えぐかね・・・・」
「自動ですから」
愛理ちゃんは冷静に返事したとよ。
「オマエら、いい気になりやがってええええ!!!!」
プライマリー・カラーズが構えるたい。
「雅ちゃん、用心するたい!」
おそらくみそのの切り札が来るはず・・・・・・・
「うおおおおおおお!!!!!!!!
真空旋風衝(スペース・ホイールウィンド・インパクト)!!!!!!!!!!」
プライマリー・カラーズがかざした手のひらを中心にして
竜巻状の大きな渦が放たれた!
「骨も残さず砕け散りやがれえええええ!!!!」
れいなが上着の盾ば使って直撃ば防ぐ。
「くっ!!」
すさまじい衝撃と風の力でれいなの身体が押されるたい。
こんままでは三人とも巻き込まれるのは時間の問題や。
「雅ちゃん!次のいたずらが来たらそん隙ば突くよ!」
「了解!!」
タイミングは一瞬・・・・・・・・・!
愛理ちゃんのスタンド、次はどんないたずらば来るか、
それでどれくらい隙が出来るか・・・・・・
どっちにしても、そん一瞬に上着の盾ば外して
雅ちゃんの槍で渦の中心の先におる敵スタンドば突く!
130 :915:2005/12/16(金) 21:05:36 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力する21〜
そん時やった。
ゴロン、ゴロン!!!!
何かが転がる音が聞こえるたい。
そん音はどんどん大きくなってくる・・・・
音は神社の石段の上の方からやった。
!!!!!!!!
何メートルもある大きな球状の岩が転がり落ちてくる!
そして石段の延長線上におるのは・・・・・・みその!!!
れいなと雅ちゃんの出番無しかよ・・・・・・
ゴロン、ゴロン、ゴロン!!!!!
「ひ、ひぃぃぃいいいいいいいいいいい!!!!!!!」
みそのは間一髪、前方に飛び込んで岩ば避ける!!
倒れ込んだみそのが首だけ石段の方ば向いて
「殺す気かあ!!!!!!!!!!」
と絶叫ばした。
131 :915:2005/12/16(金) 21:05:59 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力する22〜
そんみそのばれいなと雅ちゃんが見下ろす。
そう、みそのは岩ば避けた時に
思わずれいなと雅ちゃんの足下にまで
飛び込んできとったのだ・・・・・・・・・。
「ねえ・・・・・・・」
れいなが声ばかけっとみそのがこっちの方ば向いて見上げたとよ。
そして、自分の今の状態ば把握したらしか・・・・・
「あ・・・・・・・・・・・」
「終わりですね」
雅ちゃんが槍ばのど元に突きつけるたい。
「わ、私が悪かった、だから・・・・・・・・・」
「アンタ、人に殺す言うなら
自分も殺される覚悟ばしなきゃいけんよ」
「あは・・・・、ははは・・・・・・」
「ぐぎゃあいあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
これが今日何回も聞いたみそのの最後の悲鳴やった。
132 :915:2005/12/16(金) 21:06:38 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力する23〜
「いや〜、今日は二人のおかげで助かったとよ」
「いえ、愛理のスタンドの弱点は
愛理自身を守る事が出来ない事なんで
田中さんと雅ちゃんが守っていてくれたからですよ」
そう・・・・かな?
「はい、私の攻撃力と田中さんの防御力、
そして愛理のスタンドがそろえば無敵ですよ!」
雅ちゃんも続いた。
「防御力?」
言われて初めて気がついた。
れいな、いつも自分から攻撃してばっかやけど
もしかしてれいなのスタンドの能力って
守備の方が向いとぅとかいな・・・・・・・。
うん、勉強になったとよ。
れいなもまだまだ修行が必要やね!
しっかし・・・・・・・・
愛理ちゃんとは絶対に闘いたくないな。
それはさておき、あんみそのて女、
れいなの事ばかたきって言ってたな
れいな、恨まれる覚えは・・・・・・・・
たくさんあるか。色々闘ってきたもんなあ・・・・
133 :915:2005/12/16(金) 21:07:08 0
銀色の永遠 〜田中れいなは地道に努力する24〜
「ふ〜ん、夏焼雅に鈴木愛理か。中学生連中も結構戦えるんだ〜」
「ほかの中学生連中にも能力未判明なヤツ結構いますからね。
まだまだこの資料もアテになりませんね・・・」
「あ〜、感じ悪〜い
トモ君がせっかく後輩経由で入手してくれたのに〜」
「あ、すみません。そんなつもりじゃ・・・
センパイの彼氏さんの・・・・」
「ま、いいけどね、実際その通りだし〜
で、次は誰をターゲットにするの?」
「次はこいつです」
「ふ〜ん、なんか目つき悪いオンナねぇ〜高校2年生か。」
「私が昔安倍や後藤らとやった時はいなかったんですけどね
相当の実力あるようですよ・・・・・・・」
倖田みその:再起不能
スタンド名:プライマリー・カラーズ
鈴木愛理
スタンド名:ミスチーフ・エンジェル
TO BE CONTINUED…