489 :名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 19:28:26 0
「あ、矢口さんだ。」
「誰それ?」
「藤本さんが入る前に居た演劇部の部長ですよ。」
あぁ・・・何となく話は聞いている。
自分で辞めたんだとか辞めさせられたとかって言う人が居たんだっけな。
まぁ美貴が入る前の話しだしどうでもいいことだし。
ところで演劇部引退したららスタンド能力ってどうなるんだろ・・・
「ねぇねぇさゆ。演劇部を辞めたらしたら能力って消えちゃうの?」
「さぁ〜?知らないですよ。消えちゃうって場合もあるって聞いた事ありますよ。」
「ふーん。」
能力が使えなくなったから強制退部させられたって可能性もあるかな。

「矢口さん!!元気ですか?」
さゆが後ろから矢口と呼ばれる小さな女に話しかけた。
おいおいなんだよ男連れかよ。あぁうぜぇ。
しかしこの男は長身だなぁ。イケメンだし。なんて身長差カップルだよ。
「おぉ!さゆじゃないの〜オイラ元気だよ〜」
491 :名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 19:32:41 0
・・・・・・・・・・・・

長い!!もう30分は経っている。
さゆの長話にはイライラする。待っているこっちの身にもなれっつーの。
「もうさゆ。辞めた部長のことなんてどうでもいいよ。さっさと行こうよ。
大方男と会う時間がないから演劇部辞めたんじゃないの?」
「あ、やっべ・・・」
思ったことをクチに出して言ってしまった。美貴の悪い性格ね。思ったことをストレートに口に出しちゃうこの性格。うーん直したい・・・
「おいお前、勝手なこと言ってんじゃねーぞ!」
隣の男が反応した。
「待って。この前写真部にいちゃもんつけられた時は貴方が話つけてくれたけど
でも演劇部となると話は別。」
「ここはオイラが話をつけるッッ!」

「藤本美貴さんって言ったっけ?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
493 :名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 19:38:49 0
矢口がこっちに歩いてきた。小さい体なのにその迫力は圧倒されんばかりだ。
チラリとさゆを見た。青ざめている。
フン、辞めた部長なんだろ。演劇部から出て行ったんだしもう何の影響力もないんだぞ。
これだからさゆは。
もしくはコイツの能力を恐れているのか!?


美貴の前で止まるとベルトから下げてある袋状の物から何かを取り出した。
「人間には未知なる部分がある・・・」
取り出したの手の平に収まるくらいの、直径10cmに満たない鉄球だった。
矢口の手の上でシルシル回転してるようにも見える。
不意に渡された。

ふーん。普通の鉄球じゃ・・・
鉄球は美貴の手の平から力なくポトリと地面に落ちた。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
494 :名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 19:43:17 0
うわああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

手首から先がない!!!
厳密に言えばあるのだが手首から先の感覚がなくなってる。!!!
手首が切れたみたいに!!!!

「何をした!!!」
矢口は地面に落ちた鉄球を拾いながらキャハハと笑っている。
「この鉄球に触れた部分は感覚がなくなる・・・」
「それがオイラの能力ッッ!!!」


「このアマあああああああああああああ!!!」
ズキューーーーーーーーン!!!!
ブギートレイン'03を発動させた。スタンドは右手の手首から先が無い。
スタンドにはこういう影響が出るのか。
「へぇーそれがあんたのスタンドなんだ。キャハハッハー。すごーい!」
と言うのと同時に矢口は鉄球投げてきた。

シルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシル!!!!!!

なんて剛速球だ。野球のボールじゃないんだぞ。ギリギリの所で避けれた。
ズドーン!!!
校舎の壁に鉄球はめり込んだ。
「キャハハハ!!外しちゃったよ!」
499 :名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 20:08:46 0
「キャハハ!!」
不気味に歩きながらこっちに向かってくる。
クソッ!!なんなんだコイツは・・・
何か得体の知れないものを感じるぜ。

身構えた美貴の横を素通りして校舎にめり込んだ鉄球を壁からズボッと取り出した。
手の上でポンポンとお手玉のように遊んでいる。

もしかして!!!
一度投げると投げっぱなしなのか!?
次投げたら避けると同時にぶん殴ってやる。
今の美貴のスタンドだと左手しか使えないけど。

ヒュン!!!
シルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシル!!!!
相変わらずの剛速球だ。今だ!!このタイミング!!
ギリギリのところで避けてえぇぇぇ!!!そしてえええぇぇ!!!
「食らえ!ブギートレイン'03イイイイイイ!!!」

ブフォアアアアアアアアア!!!!
514 :名無し募集中。。。:2005/09/19(月) 00:25:11 0
メリメリメリメリ!!!
「なっ、ぐわああああ!!!」
鉄球が美貴の左肩にめり込んでいる!!!避けたはずなのに!!!

「鉄球が一個だけなんて誰も言ってないよん!キャハハッハー」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「何いいいいいいいいいい!!!」
避けたはずの1個目の鉄球がわき腹に命中してる。
「避けたはずなのに!!!」
「『鉄球のスタンド』なんだから自由に飛ばすことも可能なのよねー。キャハハハー」
そう言うと矢口は自分の周りに鉄球を呼び寄せた。
まるで地球の周りを回っている月のように鉄球は矢口の周りを回っている。

右腕は手首から、左腕は肩から感覚がない。
「もう終わっちゃおうか。んじゃねーキャハ」
2個の鉄球はシルシルと音と立てながらこっちに飛んできた。
もう終わりかな・・・

シルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシル!!!

さゆが不意に美貴の前に立った。
「いくら矢口さんでもそれはひどいの・・・」
「私の"今の"大切な仲間にそんなことするなんてひどいの・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

514 :名無し募集中。。。:2005/09/19(月) 00:25:11 0
メリメリメリメリ!!!
「なっ、ぐわああああ!!!」
鉄球が美貴の左肩にめり込んでいる!!!避けたはずなのに!!!

「鉄球が一個だけなんて誰も言ってないよん!キャハハッハー」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「何いいいいいいいいいい!!!」
避けたはずの1個目の鉄球がわき腹に命中してる。
「避けたはずなのに!!!」
「『鉄球のスタンド』なんだから自由に飛ばすことも可能なのよねー。キャハハハー」
そう言うと矢口は自分の周りに鉄球を呼び寄せた。
まるで地球の周りを回っている月のように鉄球は矢口の周りを回っている。

右腕は手首から、左腕は肩から感覚がない。
「もう終わっちゃおうか。んじゃねーキャハ」
2個の鉄球はシルシルと音と立てながらこっちに飛んできた。
もう終わりかな・・・

シルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシルシル!!!

さゆが不意に美貴の前に立った。
「いくら矢口さんでもそれはひどいの・・・」
「私の"今の"大切な仲間にそんなことするなんてひどいの・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・